日本国内でも有数のプロスロッターである
「すろてん」氏。
彼の仕事は決して世間に知らされるものではない。
我々はプロスロッターの1日を追った!
朝7:00
某牛丼チェーン店で食事をする彼に挨拶をかける
ワイ「おはえもーん」
Q:朝早いですね?
ワイ「えぇ。今日の職場は電車で1時間かかる上に神奈川県なんですよ」
Q:神奈川県だと何かあるんですか?
ワイ「あ、そっか。普通の人は知らないか。パチンコ屋の開店時間って、都道府県別で違うんですよ。東京は朝10時開店なんですが神奈川県だと朝9時開店になるんです。」
さっそくプロらしい知識を披露してくれた
すろてん氏は牛丼を食べ終えて駅へ急いだ
Q:パチンコ屋さんにいくんですよね?
どうしてスーツを着用しているんですか?
ワイ「あぁ・・この時期って新入社員多いじゃないですか。そうでなくてもこの時間帯、電車の中はサラリーマンだらけですからね。見た目だけでも社会人!ってのをアピールしたいんで」
そう笑いながら応えると彼は電車の座席(優先席)で眠り始めた
ワイ「着きました、ココが今日の現場です」
彼はそう言うと手馴れた手つきでパチンコホールに向かった。
遂にトップスロッターの腕を見せて頂く事ができるのか!?
Q:お客さん・・居ませんね?
ワイ「ですね。スロッターは上級者ほどこういう店を好むんです。穴場って言うんですか?自分だけが勝てる店ってのを知ってるんです」
Q:どんな台を狙うんですか?
やはり新台ですか?
ワイ「いえ。この店には新台はありません、ほとんど去年に発売された機種ばっかです。」
Q:だ、大丈夫なんですか!?
ワイ「はい。パチスロの新台って1台40万円くらいするんですけど、新台入れ替えを毎週行ってる店では出玉は期待できないですね。この業界では当然の知識です」
トップスロッターと言われるだけはある
理に適った店選びという訳である
ワイ「これにしましょうか」
そう言うと、彼は可愛い女の子が3人描かれたパチスロ台に腰を下ろした。
投資1000円
チェリーを引いた次のゲームで既にボーナス図柄を揃える彼に驚くスタッフ。
Q:なぜボーナスが成立してたと分かったんですか?
ワイ「この機種はボーナスフラグ判別打法ってのが出来る機種なんで、変則押しする事によって何のボーナスが成立しているか、又、ボーナスが入ってるかどうか事前に把握する事ができるんです」
総回転1400G BIG1 REG9
Q:苦しい展開ですね?
ワイ「ココまでREGに偏ると苦しいですwただ高確中にREGを引いてるおかげで、ほぼ毎回、エンジェルタイム(RT)に突入してくれてますけどねw」
と、その刹那。彼の顔に笑みが浮かぶ
Q:どうしたんですか?
ワイ「見て下さい、これ!」
我々スタッフには何のことだか、正直分からない。
ワイ「ビッグボーナス確定の出目です」
ワイ「見てて下さい」
ワイ「おぉぉ~~」
Q:これは・・赤7が入ってるんですか?
ワイ「ビンゴォ!逆挟み押し限定での赤7確定出目です」
Q:これは白7ボーナスですか?
ワイ「いえ、これは強チェリー重複の赤BIG確定出目ですね」
と、そのボーナスを消化中、彼はソワソワしていた
Q:どうしたんですか?
ワイ「この機種ってボーナス中に全てベル小役で消化できると、RTストックしてくれる特典が付いてるんですが・・・あと1回ベルが出現してくれたら確定なんですw」
期待を込めてレバーを叩く!
ワイ「リリカスwwww」
すると何やら彼は手を合わせ合掌させ
なにやら祈ってるようにも見える・・
Q:あの・・何をしているんですか?
ワイ「感謝のレバーオン」
己のスロット知識と技術に限界を感じ
悩みに悩みぬいた結果
僕がたどり着いた先は感謝であった
自分自身を育ててくれた
スロットに対する限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
1日1万回 感謝のレバーオン
気を整え 拝み 祈り
そしてレバーオン!
1連の動作を1回こなすのに当初は数分
1万回やる前に
パチ屋は閉店になってしまっていた・・。
毎日パチ屋に通い
祈り 拝み 感謝のレバーオン
それを繰り返す日々
2年が過ぎた頃、異変に気付く
1万回終えてもパチ屋が閉店していない
感謝のレバーオン完全に羽化する
感謝のレバーオン 1時間を切る
変わりに
隣の台の挙動をのぞく時間が増えた
ワイ「心じゃよ・・・」
どっくん・・・どっくん・・
するとパチスロ台から心臓の鼓動音が!?
Q:あの・・この演出は!?
ワイ「フリーズです。おぉ赤7蹴った、初めて青7の方引きましたよw」
彼は満面の笑みを見せた
ワイ「(ほぼ)ボーナス確定演出」
ワイ「青ハイパー・・・・からの」
ワイ「一確らああああああああああっしゅ」
Q:あの・・普段からこんな感じで叫んだりしてスロット打ってるんですか?
ワイ「えぇ・・大体こんな感じで始まった時なんかテンション上がっちゃって・・ついねw」
狙ってみよ~ドガガガガガ
狙ってくださいドガガガガ
狙って見なさいドガガガガガ
ワイ「・・・。」
Q:なんかボーナス揃った途端に
ムービーが流れだしましたね?
ワイ「エンディング演出ですww」
そう言うとドヤ顔をしながら彼はドル箱にコインを移し始めた
ワイ「一気にエンディング3話まで出しちゃいましたよw」
フリーズからの一撃24キュン 1930枚
高設定だし当然の威力か・・・、そう言うと彼は店外に出て食事を取ると言う。
オールベル確定(笑)
次のBIGまたもオールベルかと思われたその刹那
・・・。
・・・・。
なんとオールベルを邪魔する演出が発生(笑)
Q:これもフリーズ・・ですか?
ワイ「俺の嫁ですwww」
ワイ「セイヤッセイヤッきゅんきゅんっっ」
ワイ「俺の嫁・・・FRYYYYYYYYYYYYZ」
Q:そんな叫んだりしてスロット打ってて店員さんに怒られた事はないんですか?
ワイ「ありませんね。店員が離れた時だけやってるんで」
ワイ「そいやっそいやっBIG確定ww」
え・・・?
ボーナス後1G目にリールロック
からの???
ワイ「くぎゅううううううううううううううううう」
Q:え?え? どうしたんですか?
ワイ「これ!これ確定!」
ワイ「ボーナス後1G目にコレ!確定!」
Q:え・・?つまり一体!?
ワイ「鳴るから!キュンキュンフラッシュ鳴るよおおおおおおおおおおおおおお」
店内を響き渡らせる豪華なフラッシュ音。
彼が説明するには1G連の演出らしい
今度は31キュン 1750枚か
エンディング4見れると確信していたが後半失速した・・・そう彼は説明する
21:00彼は下皿のコインをドル箱に入れ
「帰ろう」と言い出す。
Q:まだ時間ありますよね?
閉店まで打たないんですか?
ワイ「地元に帰るのに1時間掛かるんで、翌日のハイエナ用にゲーム数をチェックしておきたいんです。それにコレ設定4なんですよ。」
そう言うとイソイソとコインを流し駅へ向かって歩く
現在、日本には数十万人規模のスロッターが居る。その大半はプロではなくアマチュアだと言う。プロの門は決して広くなく、なったあとも容易なものではない。それでも確かにプロスロッターは居た。世間に隠れ、プライドを持ってスロットを打つ者がいる
プロスロッター
彼らは己の矜持を守り、今日もまた、現場で働く
投資:1k 回収:13.5k 収支:+12,5k
今月の成績 投資:15k 回収:35k 収支:+20k